街路樹のまばゆい新緑や次々に咲く花壇のお花、お散歩していても楽しい季節となりました。
植物たちが一斉に動き出すこの季節、新しいことを始めたくなります。
チューリップとコッツウォルズストーン
10年近く前に施工させていただいたアパートの外構。
コッツウォルズストーンをふんだんに使用したドライウォール積みの外構です。
広い敷地だったので何期かに分けて行われた工事で、ドライウォール積みの花壇が仕上がった年にチューリップの球根を植えました。
事務所の女子スタッフも総出でみんなでチューリップの球根を植えたことを覚えています。
現場が事務所から近いので途中から保育園のお迎え後の子供たちも加わって
一緒に球根を植えました。
優しいお施主様がその様子を見守るような和やかな現場でした。
その子供たちが今もう中学生、高校生です。10年って意外とあっという間です。
まず最初に白いチューリップが咲いて、
追いかけるように赤いチューリップが咲きました。
2年後にはまた球根を足して花壇の中は大賑わい。
生垣のピンクのトキワマンサクも咲いたら一層華やか。
その時に植えたチューリップの球根が7年後の今春も咲いています。
こちらは今日撮影してきたもの。
数は少なくなったけれど毎年、道行く人を楽しませてくれるチューリップ。
10年近く経ってコッツウォルズストーンもだいぶいい味が出てきました。
シーサーはアパートに住む人々、道行く人々をここでずーっと見守っているのです。
ちなみにこちらのドライウォール積み花壇の角には信号待ちする人が座って休憩できるベンチが設けられています。お施主様の思いやりベンチです。
沖縄好きのお施主様のご要望でドライウォールにはめこまれた「石敢當」という文字。
石敢當は、丁字路の突き当り等に設けられる「石敢當」などの文字が刻まれた魔よけの意味をもつ石碑や石標で沖縄でよく見かけるものです。
工事をしてから10年近く経ち、どこかで「あのベンチがある信号の角で待ち合わせね」なんて会話が生まれているかもしれません。
編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥
先週、息子の中学校の入学式でした。
事前に制服を着る練習をしていたにもかかわらず当日の朝、小学校の卒業式用のブレザーとネクタイを着ようとしていた息子、大丈夫か・・・!!
何はともあれブカブカの制服を着て元気に中学校に通い始めています。
もう遥か昔のことなのに部活に打ち込む熱い思いも、片思いの甘酸っぱい記憶も昨日のことのように蘇る自分の中学時代。
息子にもいっぱい青春してほしいです。