数日お天気が不安定な日が続き、犬の散歩中に大雨にあって、私も犬もずぶ濡れになることもありました。
早すぎる梅雨明けに不安に思っていたので、こんな雨でもありがたく感じます。
レンガの外壁は目地が決め手!
松原工業は表情豊かなヨーロッパレンガにこだわりを持っているのと同じくらい、「目地」にもこだわりがあります。
目地は建物の外観の表情を大きく左右します。
同じレンガでも目地によって印象がかなり違ってくるという実例を、松原工業のブリタージュブリックシリーズ「ヴィンテージロンドン」で比較してみました。
①目地色:コッツベージュ
松原工業オリジナルの目地「コッツベージュ」です。
コッツウォルズストーンに相応しい目地材として弊社で独自配合したものですが、この温かみのあるナチュラルな色が、ハンドメイドレンガにもよく似合い、人気の目地材です。


②目地色:ライトグレー
ヴィンテージロンドンの色幅をつないでレンガと目地がしっくり馴染み上品な印象。
目地が主張し過ぎず、レンガの良さをさりげなく引き出します。


③目地色:ダークグレー
濃い目地を入れると引き締まります。甘めのヴィンテージロンドンがグッとシックな表情に。


④目地色:ブラック
白い窓枠にあえて黒を使いました。メリハリのある都会的な印象でレンガ1本1本の表情が浮かび上がります。


このように同じレンガを使用しても目地の色によってレンガの表情が大きく変わることは一目瞭然です。
それぞれの良さがあり、それぞれ素晴らしい仕上がりです。
目地の施工方法にもこだわりがあります。
ケーキに生クリームをデコレーションするように、たっぷりと目地を入れていきます。


目地コテで均一に押さえつけるのではなく、ササラ(目地仕上げ用ブラシ)などでわざとラフに仕上げることより表情豊かなレンガに相応しいナチュラルな風合い演出しています。

目地がレンガの表面より出たり引っ込んだりして絶妙な凹凸感を作り出し、その陰影が美しさのアクセントとなります。
「表情豊かなレンガ」「レンガに相応しい目地」「レンガの良さを引き出す目地の仕上げ方」
この3点が揃って、味わい深く美しいレンガの外壁が出来上がるのです。
編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥
東京でのお盆の入りの日、迎え火を炊きました。お盆飾りの精霊馬は我が家の畑で取れたキュウリとナスです。
こんな行事を家の玄関先でやっている家はこの辺りではもう見かけませんが、1年半前に亡くなった母が毎年きちんとやっていたので、今度は私達が引き継ぐ番です。
ご先祖様の霊が家に戻ってくるときは、できるだけ早く家に帰ってきてもらいたいため、キュウリで作った足の速い馬を使い、あの世に帰るときは少しでもこの世にいてほしいと、ナスで作った足の遅い牛を使うんだそうです。子供の頃は意味もわからずやっていた行事ですが、父と母が戻ってきてくれるとなれば思いがこもります。
畑で採れたキュウリは売り物みたいに真っすぐでなく、本当に走っている馬みたいに弓なりに曲っていて、いかにも速そうです。
大事な役目を果たす精霊馬を自分が育てたキュウリとナスで作れることは、畑をやっていることの思いがけない喜びです。

ヨーロッパレンガの豊かな表情を乾式レンガで・・・
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