5月半ば、勢いを増した事務所前のツルバラやツタが絡み合って空中に藪ができています。今年もその藪に溶け込むように作られた巣にキジバトのつがいが仲睦まじく寄り添っていました。

ちょっと見づらいですが・・・つがいが2羽。

公園や駅などに群れで見かけるドバトと違い、キジバトは常にひっそりとカップルで行動するんだそうです。

少し経つと一羽が外に出てきて太い枝に止まっていました。

雌を見張る雄なのでしょうか。

長い時間経って通りがかるとまだ同じ位置にいます。なんて健気で可愛いんでしょう。「まだちょこ(そこ)にいるの?」と愛犬に話しかけるのと同じ赤ちゃん言葉でひとりつぶやく怪しい私でした。

英国伝統家具「モンクスベンチ」

モンクスベンチをご存じでしょうか?

モンクスベンチとは『テーブル・ベンチ・収納』を兼ね備えた英国伝統家具のことです。

今回輸入してきたモンクスベンチはこちら。

【ベンチのとき】w100×D42×H101(㎝)

モンク(monk)とは、修道士(修道女)のこと。

17世紀中頃、戒律により修道院に持ち込む家具や私物が厳しく制限されていた修道士(モンク)が1台で三通りに使える機能的なこの家具を好んで持ち込んだため、後にモンクスベンチという呼び名がついたと言われています。

【テーブルのとき】w100×D43×H75(㎝)

背もたれが可動式でアームの上へスライドさせることでテーブルにすることができます。

【収納ボックスのとき】

座面の蓋を開けると収納することができます。

修道士たちが修道院に持ち込んでいた当初は装飾のないシンプルなものでしたが、後に一般用にも広がると様々な装飾が施されるようになったそうです。

今回入荷したモンクスベンチは肘掛けにライオンの彫刻が施されています。

意匠性が高いか否かで時代がわかるのも面白いですね。

以前、モンクスベンチをお買上いただいたお客様が使用している様子の画像を送ってくださったことがあります。シンプルながら品のある上質なモンクスベンチ。

ダイニングでお使いになっているようです。

他の家具と色のトーンも合い、しっくりと馴染んでいますね。

テーブル時はサイドテーブルとしてご利用になっているようです。

美しいだけでなく頑強で三通りの機能性を持つモンクスベンチ。

家の宝物になりそうな格調高い家具です。

編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥

先日の母の日。中2息子はプレゼントどころかゲームに熱中でまったく言う事聞かず。わたくし、母の日にキレました。

「今日は母の日だぞ!!感謝する気持ちはないのか!!せめて言う事を聞け~!!」と。その後大喧嘩に発展。

でも確かに感謝なんて要求するもんじゃない。遠い昔、京都のお寺の前に貼ってあった忘れられない言葉『施して報いを願わず、受けて恩を忘れず』をもう一度心に刻み直す母の日となりました。

私にとって母の日とは感謝される日ではなく永遠に感謝する日。

赤いカーネーションと共に感謝してもしきれないありがとうを亡き母に伝えました。