イギリスに住んでいたことのある方から、

芝生のある、イングリッシュ ボーダーガーデンにしたいとご相談いただきました。

 

イングリッシュガーデン・・・

ガーデニングが盛んなイギリスでよく見られる自然な景観美の庭のこと。

樹木は刈り込まずに、自然樹形。

 

ボーダーガーデンとは・・・

建物や塀、小道(こみち)などに沿って、手前から奥にかけて背が高くなるように花を植えていった庭のこと。

そのように植えた庭は、広がりや奥行き感があり、ナチュラルな雰囲気をつくることができます。

 

芝生やお花いっぱいのイングリッシュガーデンは、お手入れが大変そう。。。

なので出来るだけ、ローメンテナンスになるように工夫をしていきます。

 

 

季節ごとの植え替えの必要のない宿根草(しゅっこんそう)の花壇はローメンテナンス。

生育に適さない時期になると、土から出ている部分が枯れてしまうのが特徴の宿根草。

土の中には根が残っていて、翌年また花を咲かせることが出来ます。

植えっぱなしでOK!

こぼれ種で増えてくれたりします。

 

 

芝生と砂利の境には、プラスティック製のエッジを設置して、

芝生が侵入するのをストップさせます。

花壇に芝生が入っていってしまうと、取り除くのが厄介なのです。

エッジの設置も、ローメンテナンスに繋がります。

 

花壇の中に入り込んで作業するのは大変。

ボーダーガーデンの奥行きは手の届く大きさに。

 

芝生は、芝刈りがしやすいように出来るだけシンプルな形がいいですね。

 

心地よい庭づくりには、自然な風景の庭であっても、メンテナンス(人の手を入れること)は必要です。

咲き終わった花ガラを摘んだり、茂りすぎたものは剪定して風通しをよくしたり。

そうすることで、景観だけけでなく病害虫から草花を守り、植物の健康にも繋がります。

 

手の掛けられる分だけの花壇にしたり、エッジを用いて植物の住み分けをしたり。。。

ちょっとずつの工夫がローメンテナンスに繋がりますよ。